星の王子さま
今週のお題「読書の秋」
どうも、すずめです。
すっかり秋らしい風が吹いていますね、体調は崩していませんか?
久しぶりにお題でブログを書いてみたいと思います。
読書の秋で思い出すのが、中学生の時にやってしまった小さなズル。
今は『趣味は読書です』と言えるほど本を読むことが好きなのですが、小学生の時は全く本を読んでいませんでした。
10月か11月の朝に「読書期間」が設けられ朝の10分だったか15分だったか、強制的に本を読む時間があり、本が苦手だった私はディズニーや童話などの絵が全体の半分を占めている本を選び、嫌々読んでいました。
もちろんそういう本を読むと5分くらいで読み終わるので、真剣に本を読んでるクラスメイト達をボーっと見て残りの時間を過ごしたこと思い出します。
当時は本当に不思議でした。なんでみんなは本を真剣に読んでるんだろう?って。
あ、因みに漫画は大好きでした(笑)ちゃおとか毎月買ってもらってたな・・・
本が好きになるきっかけは中学生のときの読書感想文です。
夏休みの宿題になっていた『読書感想文』特に読みたい本もないし、でももうすぐ夏休み終わるしでどうしようかなーと思っていた時、ネットで『読書感想文 中学生』とかなんとか色々調べて出てきたのが『星の王子さま』
『星の王子さま』は聞いたことあるぞ。どんな物語か分からないけど・・・
本屋さんで文庫本をちらっと見たとき、可愛らしい絵も描かれていて「お!これだったら私でも読めそう」と即購入。
夏休みももうすぐ終わりだったので、急いで読み進めました。
結果、確かに読み終わるのは早かったし可愛らしい本だったので読んでいて苦ではなかったのですが読書感想文をどうやって書いたらいいかは分かりませんでした。
おバカな私の頭の中では『星の王子様』が理解出来なかったんですね。
「どうしようかな。今から違う本を読むのもしんどいし・・・」
困りに困った私はズルをしてしまいます。そうです。ネットの力を借りてしまったのです。確か知恵袋か何かに『大切なものは目に見えない』と書かれていて、「へぇ・・星の王子さまってそういうことが書かれていたんだ。」なんてとことんポンコツな私(笑)
『大切なものは目に見えない』このキーワードをなんとかひねくりまわして、読書感想文を作成。期日までに仕上げて提出しました。
そしてなんと!!一か月後か二か月後にクラスで数名選ばれる佳作に選ばれ、賞状を貰いましたが、心の底から喜ぶことはできませんでしたし、後ろめたさでいっぱいでした。(ズルしたしね)
でもこのモヤモヤがきっかけで、ちゃんと本を読んでみようと思えたし次の年はネットの力を借りずとも佳作を貰えました(賞のレベルとしては低いけど・・・)
この経験があってこそ今の私の読書好きがあるのだと思います。
この『星の王子さま』は今でも実家に置いています。
数年後、確か高校2年生のときに読み直した時は『大切なものは目に見えない』この意味をちゃんと理解しながら読み終えることができましたし、同じ本でもその時の年齢や心理状況、環境によって感じ方が変わることを教えてくれました。
きっとこの本は死ぬまで読み続けると思います。
みなさんも人生を変えた本はありますか?
- 作者: サン=テグジュペリ,Antoine de Saint‐Exup´ery,河野万里子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/03/01
- メディア: 文庫
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